第1印象が大切。僕もそれは口酸っぱくなるほど言ってきましたけど、その理由って知っていますか?
いやいや、hideさん、やっぱりここでしょう〜(胸を叩きながら)
なんて言われるのも承知です。
でもそれを承知の上で、言ってきたわけです、それは実証されているからなのです。
そのお話をしたいと思います。
メラビアンの法則
僕も若い頃から、言われてきたことだったので、なんの疑問もなく、第1印象が一番大切と思ってきました。でも、この法則を知って、ちゃんと実証されていることがわかり今以上に声を大きくして言うようになったわけです。
アメリカのアルバート・メラビアンが打ち出した法則で
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の法則で、別名、メラビアンの法則と呼ばれています。
つまりは
人の印象は、向かい合って話をするコミュニケーションにおいて
「言葉そのもの。声のトーン、身振り」
の3つで出来ていると分析し、その割合が
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であり、話し相手は、言葉そのものより、むしろ非言語的な伝達の方法に大きな影響を受けると定義しています。
身ぶりについては派手なボディーランゲージをする欧米人と違い、私たち日本人は身体や表情であからさまに表現することは少ないとはいえ、身ぶりは立派な伝達手段なのです。
非言語的な伝達としては、当然、着こなしを含む身嗜みも含まれてくることは想像つきますよね。
ユニフォーム効果
メラビアンの法則の応用として「ユニフォーム効果」と呼ばれる法則もあります。
例えば、
警察やガードマンの制服を着た人を見ると、ついつい誠実そうに見えてしまうものですが、その制服を着る本人もガードマンのユニフォームを着ると正義感がアップすると言います。
また、ナース服を着ると普通の女性でも「白衣の天使」になりきってしまう、慈愛の感情が生まれると言います。
だからこそ詐欺師は、こうした人間心理を使うのです。(使っちゃダメですよ〜〜〜)
見た目で騙される、非常に脆い人間心理とも言えるかもしれません。しかし、いずれにせよ人は、考え方、感情など内側の内部要因でなく、外側や見た目など外部要因が大きく左右することを知っておくべきなのです。
だからこそ例えば、営業マンを育てる時などは、セールストークを学ぶこと以上に、身嗜みなどに細心の注意が必要です。ネクタイのゆがみ寝癖のチェックなど、見た目を意識する事が仕事の成果にも繋がるのです。
人の内面を変えるのはかなり困難です。しかし外面なら簡単に変えることができるわけですから、活用しやすいという点もこの法則のメリットでしょう。だから、身嗜みに気を使っていないのは、すでに、損をしていることが理解できると思います。
もちろん悪用はいけませんが、仕事に恋愛に友人関係に応用の幅はたくさんあります。
7:38:55の法則の活用
他にもこの法則が見られる場面は日常生活でもよくあります。
良くニュースなどで見られる
企業の不祥事や、隠ぺい情報公開の遅れなどの事件が起こるたび、関係者が記者会見の席上で決まったように深々と頭を下げ、沈んだトーンで
「誠に申し訳ございません」
と言いながら、心底誤っているような態度を示すことがありますが、
「メラビアンの法則」を活用すると、
この頭を下げる身ぶりが、相手に最も強い印象を与えるのです。
逆に、紙切れ一枚で謝罪の意を表したとしてもなかなか伝わりません。最近の不祥事で対応が遅れたために、炎上している事件が多々あるので納得いくのではないでしょうか。
マンツーマンのコミュニケーションにおいても、例えば相手の申し出を断る時、ただ、「イエス」「ノー」と言うだけよりも、声のトーンを変え、軽く「いいえ」と言えば、優しく断ったことになり、強めに言えば、断固拒否したことになります。
それに加えて
手を目の前で左右に振る、そんなジェスチャーをすれば、断ったそのことがより明確に相手に伝わるのです。
もちろん国の文化などで印象に変化はありますが、こう言う風に、声のトーンを変えることで、言葉と一緒に「喜怒哀楽」を同時に伝えれば、話した言葉を裏打ちすることができ、さらに身ぶりを加えると、自分の意志や考えをより明確に相手に伝える効果があると、メラビアンの法則(7:38:55の法則)をうまく活用する事も出来るのです。
コミュニケーションが少し円滑になるこの法則を使ってみるといいかもしれませんね。
メラビアンの法則と身嗜み・着こなしに気を使うこととの関係性をしっかりと覚えておくと、自分が伝えたい自分ブランドのイメージを相手に伝えることができることを知っておきましょう。
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